新時代バックパッカー:ライトトラベラーのススメ

旅の話を振り返ろうと思うのだが、その前に私達の旅行スタイルを紹介したい。
予算とブームによって変化するはずなので、2020バージョンと思ってもらいたい。
きっと10年後は違うスタイルがマイブームになっていることだろう。

誰でもできるバックパッカー旅行

バックパッカーのイメージが深夜特急に直結するのは、私だけでしょうか?
もちろん深夜特急の時代のバックパッカーをリスペクトする部分は多々あります。
しかし、時代は流れて、現代はテクノロジーも乗り物も進化して来ました。
そこで、私は新時代のバックパッキング旅行スタイルが、いかに面白いかを紹介したいと思います。

バックパッカーというと旅行の期間も数ヶ月から年単位なイメージがありますが、そんなの仕事している人には現実的ではありませんよね。

新時代は、普段はしっかりお仕事していて、休暇の1週間ぐらいからバックパッカー旅行に出かけるのが現実的です。

実は時間が限られていた方が、無駄な時間を過ごさず、集中力高めで濃い内容の旅ができたりもします。

バランスが取れている旅

いかに安くて汚い宿に泊まった。
とか、やばい雰囲気のバーで酒を飲んだとかドラッグしたとか、そんな事が武勇伝になる旅は、誰かに任せて、身につけている物も身綺麗な、全く違う価値観の旅を紹介したい。

アジアを旅して気がつくのは、未だに日本人の多くは、メディアで取り上げられていたり、世界遺産の観光地で、団体で行動して、豪華なホテルに泊まり、ほとんどリサーチもせず旅行会社に勧められた高級レストランで、東京と大差の無い食事をして、異文化に触れる機会も少ない旅をしている。

かたや、お金も仕事も無いけど、時間が無制限にある旅人がポツリポツリ存在していて、汚い格好で激安の宿と食事の日々で、ドラッグの影響か?病的に痩せていたりする。一見自由に見えるが不健康で闇を抱えている。

なんなんだ、このギャップは?
もちょっとバランスのとれた、中間的な立ち位置があっても良いじゃないか?

実際、食べ物も安過ぎるお店はケミカルな味で不衛生的な店がお多いし、高級レストランでは、洗練されていて地元らしさに欠ける傾向にあると思う。
なので、食事処も良いバランスが重要なのだ。

私達のライトトラベル

スーツケースではなくて、リュックサック。

LCCを積極的に使うので機内持ち込みできる7Kgぐらいの重さにしたバックパック。

豪華なホテルと激安の宿に泊まらない

極限まで節約した安宿と必要以上に豪華なホテルには、泊まらないようにしている。
安いけど、清潔で安心できる快適な宿を探す。できれば民宿スタイルのホームステイ。
旅行者と住人の中間あたりを落とし所だと考えているので、ホームステイはちょうど良い。

治安は重要

治安が悪いエリアは極力避ける。
40代の我々夫婦は、少し安全意識も高まっている。安いと危ないは隣り合わせだったりするので、安さだけ追いかけない。

食べ物について

食中毒には気を付けて、食事代はケチらない。
これも、安い食べ物と食中毒は近いことが多い。
体に悪そうな食べ物を避けて、店の人が良い人そうな所で食事を取るようにしている。

LCC有効活用

移動には格安で時間がかかるバスより、安くて速いLCCを積極的に使う。
以前は激安のバスとかバンに乗っていたが、速くて移動範囲も拡大できるLCCはコスパが良いと思っている。
短い旅行日程でもアジア2カ国3カ国の滞在がLCCのおかげで、格安で成立する。
LCC活用と言っておきながら、目的地付近では、乗合トラックやらトゥクトゥクやら乗らざるを得ない。

旅に欠かせない物

その1 リュックサック

この旅で重要なのは荷物。
何故なら、移動手段にLCCフライトを格安で使うために、機内に持ち込める7kg以下にする事。

そして、ある程度歩き回る事前提でスーツケースでは無く、リュックサックタイプである事。ちなみに、私達は30~40Lのリュックサックを使用。

私はmacpacの40Lを使用しているけど、このパタゴニア公式サイト ナイン・トレイルズ・パック 36Lカラーがかっこいい。

意外と荷物にウルトラライトの制限を決めると、必要のない物を持ち歩かないので、旅がコンパクトでスピーディーになる。そして、体の負担が何より楽。

体にフィットしているこのバック、パタゴニア公式サイト アトム・スリング 8L、重さを計られずに済むことが多い。実はこの中に重いカメラやレンズを入れて、ちゃっかりLCCに乗れてしまう裏技なのだ。

その2 スマートフォン タブレット

なんで必要かと言えば、Google マップを見るためと言っても良い。
あらかじめ、宿泊先、交通機関、行ってみたいレストランなどは登録しておこう。
旅をしながらホテルを検索したり予約したり、ウィンディーで天気を確認したり、必需品。

その3高機能なウエア

ウルトラライトな旅行は、高機能なウエアにも支えられている。
求められる機能は

軽い
コンパクト
速乾性

私達は、ほとんどパタゴニアで、海の仕事ウエアと同じ。
特にキャプリーンシリーズは、マストアイテムで、気温に合わせてキャプリーンを組み合わせるレイヤリング。
パタゴニア公式サイト ウィメンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー・シャツ
それに、より軽量でコンパクトなウインドブレーカーを追加する。
暑い地域でも室内や乗り物の中がクーラーガンガンに効いているので、ウインドブレーカーが無いと寒いことがある。
旅先で自転車やバイクタクシーとかに乗る時も重宝する。
私は古いモデルで、しかもフードが無いタイプを着ているので、次はフードのあるパタゴニア公式サイト メンズ・フーディニ・ジャケット良いかも。

あると便利な物。

あると便利な物は、言い換えれば無くても困らない物
つまり、それは必要ない物
僕はそう考えるようにして、荷物を削ぎ落とす。

そんな僕があると便利だと思っているものが栓抜き。
タイではビールの値段が高い。特に飲食店で飲むと割高だ。なので商店でビールを買うことが増えるのだが栓を抜くのに苦労する。いつもスプーンで開けている。次の旅から軽量の栓抜きを持って行くつもり。
暑い気候と辛いご飯がタイのライトビールと相性抜群。ついつい飲んでしまいます。
ベトナムはお店で飲んでも安いので栓抜きいりません。

旅の日数が2週間以上になると、コンパクトな爪切りがあると便利。
絞り出して、爪切りとか言ってみたけど、あると便利な物が全く思い当たらない。
結局、リュックに着替えを詰め込んで、スマートフォンがあれば、もうこれで完璧。
どこへでも行けちゃいますよ。

あなたもミニマルなライトトラベラーになりませんか?