ピンクの浮き輪どんぶらこ

バニラエアとSNSの影響で奄美へ旅行する人が増えている。

それに伴い、海で泳ぐ人も増えている。

なかにはハワイのワイキキビーチへ行くかのような人やプール感覚で海で泳ぐ人もいたりする。

ところが、ここは加計呂麻島、監視員どころか人間すらいない外洋に面した海。

ピンクの大きな浮き輪につかまって、ビキニで泳いだら、そりゃ大変。

加計呂麻島は小さい湾と山がある地形なので、エントリーするビーチは一見波が無くて穏やか。

ところが、浮き輪につかまって海に浮かんだら、山から吹き下ろしている風を受けた浮き輪があっという間に沖へ流され、湾の外へ出されてしまう。湾から出たら潮流にも乗るので、さらに遠くへ。慌ててバシャバシャ音も立てたらサメも呼んでしまう。こうなったら、たとえサメに襲われなくても助かる気がしない。

こんな出来事は、簡単に想像できてしまう。

アウトドアの遊びに絶対は無いけれど、海でのリスクマネージメントが下手な人が多すぎて心配している。奄美は観光客数に対して海での事故が多い気がする。

海で遊ぶ際には、緊張感を持ち合わせて、自然に敬意を払って頂きたい。

追記 なんでか分からないけど、無防備な雰囲気の観光客はピンクの浮き輪率が高い。それと、ビキニだけで泳ぐとクラゲや日焼けなど色々と問題が生じる。ハワイなどの海では、問題は少ないけれど。