加計呂麻島のツアーで提供しているコーヒーについて

みなさん、コーヒーはお好きですか。
僕は大好きです。

ランチタイムは、コーヒー?レモングラス?

Little Lifeのシーカヤック ツアーでは、ランチタイムにコーヒーとレモングラスのハーブティー、お好きな方を選んで頂いてます。
コーヒーはブラックのみです。

お客様のリクエスト比率は、コーヒー7割:レモングラス3割ぐらいになります。
予想できましたか?
8割:2割になる場合もあります。

そんな人気のコーヒー、
「どんなコーヒーが好きですか?」という質問をよく投げかけます。
すると、「酸味が無いコーヒーが好き。」という方が一番多く、8割近い回答です。
「浅煎りの酸味があるコーヒーが好き。という方はごく稀で、
「苦味が弱いコーヒー」とか「カフェオレしか飲めない」とか様々。

酸味が苦手な方が多いのは、おそらく劣化して酸化した美味しく無いコーヒーを飲んだ印象が強い為だと思う。
コーヒーの持っている酸味を味わった事が無いのも理由だと思うけど、美味しい酸味を引き出すのは難しいから。

ツアーで提供しているコーヒーについて

コーヒー豆 生豆

コーヒーの味は、ほとんど豆の美味しさで決まるというのをご存知ですか。
そんなに豆が重要なんです。

コーヒー豆は、その時の仕入れ状況により産地は異なります。
焙煎士が素人なので、コーヒー豆だけは一級品を仕入れています。
よく仕入れているエチオピアの豆なんですが、こんな具合に表記されています。
ブルゴーニュのワインとまで言いませんが、細かく農園まで表記されています。

【生産国】エチオピア/Ethiopia
【生産エリア】オロミア州、グジゾーン、ウラガ地域ラーロ村/Raro village, Uraga, Guji, Oromia
【生産農家】ウラガ地域ラーロ村の小規模農家
【標高】1,900m~2,200m
【品種】Dega(Ethiopan Heirloomsの一種)
【生産処理方法】ナチュラル/Natural

焙煎

豆の次は焙煎です。
コーヒーは焙煎した日から味が変化してきます。
つまり、いつ焙煎したか知らないと飲み頃も分からないし、劣化具合も管理しにくいのです。

ここ加計呂麻島では、本州から焙煎したコーヒーを仕入れていたら、到着するまで数日かかってしまいます。

やはり、自分で焙煎しないと焙煎日の管理ができないし、美味しいタイミングが楽しめない。
失敗しても練習してみようと、自分で焙煎してみる事にしたのでした。

Little Lifeでは、誰にでも喜んでもらえるコーヒーを提供したいので、酸味を抑え気味のシティーローストとフルシティーの中間辺りを狙っています。
焙煎日から2日~5日ぐらいでご用意しています。

抽出

コーヒーを飲むための仕上げの段階。
その前にミルでコーヒーを挽きます。これもアウトドアの現場で。

ポーレックス コーヒーミル2

よくお客様が「豆から挽くんですね!」と驚きます。

ちょっと寄り道、ミルの話
家では電動ミルのカリタ コーヒーミル ナイスカットG のアイボリーを使用しています。色によって値段が違ったりするみたいですね。
これは、カッタータイプのミルで、均一の素晴らしい状態でコヒーが挽けます。
焙煎が浅いコーヒーなどは、均一に挽けないため、特に高性能のミルが必要です。
アウトドアの現場で雰囲気があるので、ポーレックスはアウトドアにピッタリ。
フルシティーぐらいの焙煎にしている理由は、ポーレックスだと浅煎りに対応しきれないというのもあります。

ナイスカットで朝コーヒーを挽いて持って行くか、現場でポーレックスで挽くか迷って、やはり雰囲気が出るポーレックスにしました。
迷うぐらいナイスカットの精度が高いのです。

trangia(トランギア) アルコールバーナーで粋に湯を沸かす

優雅なティータイムに音がするガスで湯を沸かすなんて、野暮天な行動は御法度です。
静かなアルコールストーブで沸かすのが、粋ってもんです。

アウトドアなので、ドリップで提供しています。
風の影響で上手く出来なかったり、予想以上に冷めたりするのですが、それも雰囲気があって面白いものです。
今まで、アウトドア用のケトルでコーヒードリップに適応する物が無かったのですが、ついに最適なケトルを発見しました。

宮崎製作所 Miyacoffee ドリップポット

これならコンパクトなので、どこにでも連れて行けます。

こうして、Little Lifeのシーカヤック ツアーでランチタイムにコーヒーが、お客様に届くのでした。